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まだ「ライブハウス」という言葉すらなかった時代──。坂本龍一、山下達郎、浜田省吾、サザンオールスターズ、BO?WY、スピッツなど、日本のロックのパイオニアを数多く輩出してきた音の「ゆりかご」=ロフト。
本書はその49年に及ぶ波乱の歴史の黎明期を創始者・平野 悠が自ら書き綴った、壮大なフォーク/ロック・クロニクル。烏山(1971年3月)、西荻窪(1973年6月)、荻窪(1974年11月)、下北沢(1975年12月)、新宿(1976年10月)、自由ヶ丘(1980年6月)と、9年の間に6店舗のロフトを矢継ぎ早にオープンさせ、手探りのまま独自のコミュニケーション空間を構築していく様と知られざるミュージシャンたちの横顔は興趣が尽きない。
歌謡曲に対するカウンター・カルチャーとしてのロックが日本で市民権を得る過程において、ロフトが果たした役割とは一体何だったのか? また、既成の音楽に飽き足らず、若い表現者たちが発する“五線譜に乗らない音”を一貫して支持し続けてきたロフトのスタンスとは? それらが躍動感溢れる筆致で描かれた本書を読めば、ロフトの歩みが日本のロックの歴史と符合することを実感できるはずだ。
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