こどもたちはまっている

亜紀書房えほんシリーズ〈あき箱〉

こどもたちはまっている

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
亜紀書房
著者名
荒井良二
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2020年6月
判型
A4
ISBN
9784750515984

今日も水平線から日が昇る。いつもの風景、季節の移ろい、突然の雨、特別な夜。



繰り返す日々のなかで、みんな、いつもなにかを待っている。

船が通るのを、貨物列車を、雨上がりを、夜明けを……。





国内外で活躍する荒井良二の新しい代表作が誕生!









 ぼくが大学生の時に、長新太「ちへいせんのみえるところ」を

 手に取ることがなかったら、絵本を作っていなかったと思う。



 いまだにぼくは、この地平線の見える風景の中にいて、

 優しさや不安や笑いや寂しさや怖さや希望の風に吹かれている。



 そう、まるでこどもの時のぼくがそうして立っているように。



 ぼくが絵本を作る時は、必ず頭の中で一本の線を引き、

 そこからぼくの絵本の旅を始める。



 やがて、その線は見えなくなってしまうが、

 時おり顔を出してはこどもの時のぼくが「ちへいせん」を眺めて立っている。



 いつか、ぼくの「ちへいせんのみえるところ」を描いてみたいと思っていたが、

 もしかしたら、この「こどもたちはまっている」が、そうなのかもしれない。





 そして、この本を長さんに捧げたいと思う。



 荒井 良二

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top