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ともに1949年にイングランドで生まれ、レスターを中心に長く教員生活を送ったアイルランド系移民2世夫妻のライフ・ストーリー。
夫のネッサン・ダナハーは、当時、アイルランド人居住区として知られていたロンドンのウエスト・ハムステッドやキルバーン地区に生まれ育ち、レスター大学へ進学。1973年にレスターのコミュニティ・カレッジで教師の職を得て以来、38年もの長い教員生活を送った。1987年から2006年までは教頭の職にあった。彼は、イギリスが、そしてレスターが、「ホワイト中心の社会」から非ホワイトを含む「多民族・多宗教社会」へと変容していくなかで導入された多文化主義教育を「現場」で担ったアイルランド系教師のひとりである。妻のモーリンは、ランカシャに生まれ、バーミンガムで育った。ロンドンの教員養成学校で学び、バーミンガム、ノッティンガム、レスターなどのカトリック系の小学校で長く教鞭をとったのである。
彼らの語りでは、生い立ちから家族の歴史、アイルランド系移民コミュニティやカトリック教会と彼らとの深い結びつき、そしてイギリスによるアイルランド支配やそれに対する抵抗の歴史の記憶と彼らの日常生活との関連、さらには教師としての経験、子育ての記憶に至るまでが語られている。
[写真・図版他]彼らの生い立ちや家族の歴史、ネッサンの博士号取得、アイルランドへの旅、息子二人の結婚式、アイルランドの別荘、ロンドンやレスターのローマ・カトリック教会、エメラルド・センター、アイルランド系図書館のオープニング・セレモニー、聖パトリックの祝日やその他のイヴェントの写真などを豊富に収録。これらに加え、ネッサンによる母親の聞き取りの記録、レスターのアイルランド系移民に関する新聞記事の抜粋、エスニシティや宗教に関する国勢調査(2001年と2011年など)、地図、参考文献一覧も有用。
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