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会社法と関連する法務省令は、条文の日本語表現が難解であることと、原則と例外の相対化が内容面における基本設計思想となっているので、把握しにくい性質を帯びている。この法状況のもとでは、個々の条文の趣旨や表現を踏まえつつ、それを超えた会社法の体系・基本的な考え方の提示が必要であり、それは実際的な役割を果たす。まさしくこの点こそが本書の初版以来の目的である。10版以降、コーポレートガバナンス・コードや「責任ある機関投資家」の諸原則も改訂、公正なM&Aの在り方に関する指針が公表されている。改正会社法は未施行であるが、上記の改正等に該当する部分を中心に全体を見直し、最新の統計資料に基づき内容を改訂
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