■ソフトバンクのRPAプロジェクトチームが「RPA自走集団」の作り方を事実に基づいて解説。すぐに応用できる資料サービスも充実!
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・業務ヒアリングシート
・業務フロー手順書
・業務見学チェックシート
・導入効果試算表
■本書「はじめに」から
「働き方改革」の大本命である「RPA」の導入を決定し、運用を開始したものの、「うまく機能していない」ケースがあるのも事実です。RPAにおける運用課題や、「なぜうまく機能していないのか」をヒアリング・集計した結果わかった答えは、「業務の流れや体制などが不明確なままRPAを導入している」からでした。
本来、RPAにより業務を自動化することで生産性の向上を目指したはずが、逆に運用方法が煩雑になり、RPA運用に多くの問題点を抱えるといった本末転倒な結果を生み出しているケースもあることがわかってきました。
私たちは2018年初頭、ソフトバンクのコールセンター部門における業務効率化案件として、専門のプロジェクトチームを発足し、RPAの導入を開始しました。
当初、社内にはRPAの専門家はおらず、プロジェクトのメンバーとともにゼロから体制と技術を整えました。RPA対象業務の棚卸から始まり、ロボットと人の業務の融合方法、さらにはROIの算出や、様々なRPAツールの技術習得を行いました。そしてトライアンドエラーを繰り返しながら、最終的には現場のRPA 運用担当者が「自走」式でメンテナンスができる体制を構築。このようにRPAを運用しながら改善を加え、現在では月間1,000 体、時間数にして約30,000 時間分のアクティブなロボットを運用するに至りました。
そこで、現在多くの企業が抱えている「RPAの運用がうまくいかない」、「これからどのようにRPAを導入、活用していくか」といった課題を解決すべく、私たちの経験を本書で余すことなく公開できればと思っています。
RPAはうまく運用すれば業務効率化、コスト削減、生産性向上など様々なメリットを生み出すことができます。しかしながら運用に問題があると、効率化どころか負荷を増やしてしまう結果につながりかねません。
私たちはRPAの恩恵を受けているからこそ自信をもってRPAの導入を推奨できます。こうした私たちの過去の苦労や失敗を元にした運用方法をお伝えすることで、本書を手に取っていただいた皆さんの一助になれば幸いです。
■章構成
第1章 RPAの現状
第2章 RPA 導入時によくある悩み
第3章 RPA 導入判断
第4章 RPA 推進体制 「RPA自走集団」の作り方
第5章 BPRを考慮した本格導入のRPA設計
第6章 AIと連携する今後のRPA
第7章 まとめ RPA
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