1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
・本書(上下巻)は、高校日本史の基礎知識のうえに丁寧な解説を加えて内容を発展させた、近現代日本経済史の概説書である。おもに大学学部の専門科目「日本経済史」用の教科書に適しているが、そのほか日本近代史の読み直しを希望する一般読者にとっても十分に満足できる内容としている。
・このうち上巻である本書は、江戸時代から第1次世界大戦までの近代経済史を対象としている(なお第1次大戦直後以降を扱う下巻は、2020年9月に発売を予定)。そこではデータを加工・分析して「考える歴史」を指向しているため、高校までの「暗記する歴史」の修正を促している。
・本書の記述スタイルは、複雑な歴史を理解しやすいように、時間軸にそって多分野の項目を盛り込んだ「編年体」流ではなく、時間の前後関係を多少逸しても項目を絞ってその因果関係を重視した「紀伝体」流を採用している。
・記述内容では、①対象分野は、産業・企業等の実体経済面に偏ることなく、金融経済面まで積極的に踏み込むこと、②各現象・各政策の具体的内容や製造方法・製品特性等の産業情報を丁寧に書き込むこと、③特定の学派・集団の考え方に固執せず通説を中心に記述すること、④関連する経済理論にも言及して、因果関係のほか事象・政策の影響まで留意すること、を心掛けている。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。