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オーストラリアの先住民アボリジニの人びとは、現在も多くの神話を語り、精霊とともに生きている。その世界観・生命観・宗教観を求めて神話世界を旅し、神話の宇宙と神話を語り継ぐことの現代的意義を考える。
〈目次〉
はじめに
第一章 不思議なできごと──神話世界への入り口──
一、ガマディむらの体験
(一)ガマディむら
(二)星と雨、風の話
(三)ヤシの木と大穴
(四)精霊にまつわる話
二、神話世界への入り口
(一)わたしのドリーミング
(二)「棒の手紙」に刻まれた物語
第二章 暮らしの中の精霊
一、死霊のモコイ
二、狩りと精霊
(一)精霊との会話
(二)精霊ミミ
(三)豊饒の願いと精霊たち
(四)雨の精霊
第三章 虹ヘビ物語
一、虹ヘビの神話
(一)旅する大ヘビ
(二)姉妹を飲みこんだニシキヘビ
(三)泣く子と虹ヘビ
二、偉大な虹ヘビたち
(一)虹ヘビと成人儀礼
(二)創造主、虹ヘビ
第四章 人の誕生と火の獲得
一、人の誕生
(一)最初の人
(二)女性の誕生
(三)精霊から生まれた人
(四)土や炎から生まれた人
(五)ヘビやトカゲから生まれた人
二、火の獲得
(一)火をもつクジラとネコ男
(二)火おこし棒の火
第五章 大地の創造と天空の構造
一、大地の創造
(一)創世の神話
(二)魂のたどる道
二、天空の創造
(一)月の神話
(二)太陽と天の川
(三)昴と明けの明星
第六章 神話を語ることの現代的意義
一、神話がもつメッセージ
(一)人びとの歴史
(二)故地と人の魂のむすびつき
二、アボリジニの土地権と神話
(一)アボリジニ土地権法
(二)タナミ砂漠の神話と歴史
附編 さまざまな起源神話
あとがき
参考文献
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