【書籍の特徴】
・「類別」
バイオメカニクス分野を学習する学生の入門的教科書
医学と工学とを融合させた専門的な基礎教育教材
・「対象」
医療,医用,保健,福祉,看護,介護などの分野への従事を目指す学生,
およびスポーツに代表される身体運動や動作関連分野に関心のある学生,
これらの分野で基礎的研修を望む技術者・研究者
人体の内部や外界環境の影響に関心のある人
・「指標と成果」
ヒト(人体)のもつ能力・機能について,正確な理解と基本的な解釈力の習得
応用力学に基づく多方面の視点からの人体の力学的特性に関する解釈能力の涵養
【内容について】
人体機能を正確に理解する手段として,ユニークで広範な内容を網羅している。
① まず,解剖生理学の初歩を学び,続いて,応用力学(一般力学、運動・機構学,固体力学,振動力学,流体力学,熱力学)の基礎を習得する。
② それをもとに,バイオメカニクスの基礎となる運動器系の力学,歯の力学,循環器系の力学,人体の熱力学,人体の歩行運動と制御,ヒトの生体物性(外界環境の影響),さらに,実験計測の際に広く役立つ考え方と信頼性のある測定データの扱い方に関する計測技術について学習できるよう,平易に解説している。
③ 本書の習得によって,応用力学の原理を人体の力学的諸問題に適用し,問題解決へのアプローチを学び,次の段階への基礎を修得できる。
本書では,初歩から専門基礎までを学べ,さらに学習が望まれる内容は「バイオナビ」,発展の期待される課題は「バイオのタネ」として紹介している(一部web掲載)。
索引は,重要な専門用語の物理的意味を直接調べたり,その英語表記を確認する際に役立つ。
【著者からのメッセージ】
バイオメカニクスは、学際的境界領域にあるので,直接、専門領域に進まずに,コツコツと周辺基礎領域からじっくり学び,バイオメカニクスを習得するよう頑張ろう!
単に技術等資格試験にパスすればよいのではなく,なぜそうなるのかその仕組みを深く理解すれば,スムーズに業務をこなせるようになりレベルアップにつながるでしょう!
人体の内部や外部環境における力学的諸問題に,常日頃,関心を持っている人には必携の書となるでしょう。
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