芝居小屋戦記

芝居小屋戦記

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出版社
苦楽堂
著者名
菱田信也
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2020年4月
判型
四六判
ISBN
9784908087110

その名の由来は1980年代の大阪芸大、劇団☆新感線と南河内万歳一座を生んだ伝説のプレハブ建屋「A棟」。支配人は大阪芸大OGにして千葉真一直系のアクション女優兼理事長夫人。こけら落としはつかこうへい「熱海殺人事件 売春捜査官」。小さいけれど設備は豪華。本物の檜舞台、宙づり演出可能な天井高、シャワー完備の広い楽屋、舞台と同じ広さの練習スタジオ、高級クルーザー用の椅子を使った観客席。路地裏50坪のコインパーキングを潰して生まれた奇跡の純民間劇場は、何人もの地元演劇人を正社員として雇用し、コロナ禍で劇場受難のこの時代に笑顔で立ち向かう。なぜそんなことが可能なのか? この劇場の芸術監督=読売文学賞受賞の脚本家が描く勇気の記録。

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