公共圏

1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります

出版社
彩流社
著者名
花田達朗
価格
5,500円(本体5,000円+税)
発行年月
2020年5月
判型
A5
ISBN
9784779125867

著作集・第3巻刊行!



西ドイツに渡った花田は帰国後、社会哲学者ハーバーマスの

思想の核心を「公共圏」という日本語で紹介した。

その言葉を、市民社会を創り出すための

「闘う言葉」として育てて行くことにしたのである。

そして、ジャーナリストにこう呼びかける。

「あなたたちは公共圏の耕作者である」と。

花田自身の文の抗争を支えた思想の拠点がここにある。



解題:佐藤健二(東京大学大学院人文社会系研究科教授)、

東島誠(立命館大学文学部教授)





花田達朗コレクション

花田達朗の仕事はジャーナリズム研究という一本の柱を通す

ことができる。

公共圏論、空間論、制度論などの研究に貢献した学徒は、

ジャーナリズムの改善を通じた豊かな市民社会の創造を追求した。

花田の筆は、日本のジャーナリストへの共感と連帯、

そして、怒りと絶望を隠さなかった。

同時にそれは、信頼を失う既成メディアと軌を一にするように、

ジャーナリズム研究を痩せ細らせていった

日本の研究者たちへも向いた。

理論と実践を通じ、ジャーナリズムに自己の宿り場を探し続けた

孤高の社会学者の40年にわたる全仕事。



花田達朗ジャーナリズムコレクション

既刊

第2巻 ジャーナリズムの実践

――主体・活動と倫理・教育2(2011~2017年)

第1巻 ジャーナリズムの実践

――主体・活動と倫理・教育1(1994~2010年)



続刊予定

第3巻 公共圏

――市民社会のための理論(本書)



第4巻 ジャーナリズムの空間

――制度研究へのアプローチ



第5巻 ジャーナリズムの環境条件

――メディアとテクノロジー



第6巻 ジャーナリズムと時評

 

第7巻 事典 補遺・索引

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top