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高校卒業後、立身出世を目指して上京。
瞬く間に六本木で不動産業として成功し富を手に入れるが、バブル経済崩壊とともに奈落の底に突き落とされることに。
資産を損切りし、なんとか自己破産は切り抜けるものの、資産として残ったのは、高齢の大家さんたちを温泉で労おうと大蔵財団から購入していた箱根の瀟洒な旅館だけ。
そこで一念発起、旅館の本格経営に臨むも、そこにもいばらの道が待ち受けていた。
板前との確執や温泉地ならではのトラブル……。
切羽詰まった挙げ句、自ら料理人になる決断をしたのは45歳のこと。
包丁を握ったことすらなかった中年男の大挑戦が始まった――。
現在は、自ら作った竹細工の器に創作料理が人気のオーナーシェフとして成功をおさめている。
毎日、オーナーが打つ十割蕎麦と竹細工の器で飾られた創作料理は、政界、学会の要人はもとより、海外からの観光客にも脚光を浴びている。
■目次
はじめに
第一章 バブル経済時代の不動産業
九人きょうだいの末っ子は自由の身/東京・六本木で富をつかむ /「億」単位の仕事が日常に/バブル経済が崩壊――損切りの苦しい決断
第二章 旅館経営の本格始動~失態編
大倉喜八郎の元別荘/旅館業を本格化させて驚いたこと/旅館の板場と接客の実態/売上げが半減、最悪の旅館に
第三章 「よし、俺が料理人になる」
四十五歳からの大挑戦/どん底からの巻き返し/考えるよりまず「蕎麦を打とう」/ジャパニーズ・ソウル・ヌードル/波に乗ったもう一つの理由――竹仙人になる!
第四章 見果てぬ志のゆくえ
かけがえのない出会いに恵まれて/「おもてなし」の心は国境も越える/そしてバトンは次世代へ/最後の志は「みんなのためにお寺を興す」
特別編 未来に伝えたい和文化の創作料理
次世代に託す料理のレシピ
【寄稿・紫雲荘のお客様より】
おわりに
巻末付録「季節の料理と紫雲荘」
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