"あなたはヒトを〈改良〉しますか? 「最良の赤ちゃん」「救世主きょうだい」「大幅な寿命延長」、人間を〈改良〉する7つの方法をめぐる、哲学者たちの主義主張を整理し、読者自身による倫理的決断への道を拓く。
●著者紹介
マッティ・ハユリュ(Matti Hayry, 1956?)
フィンランド・トゥルク出身。国際生命倫理学会(IAB)創立メンバーの一人。イギリス・ランカシャー大学およびフィンランド・クオピオ大学(現・東フィンランド大学)の哲学・道徳哲学教授となり,その後フィンランド・ヘルシンキ大学高度研究協議会の特任教授を務めるかたわら,イギリス・マンチェスター大学の生命倫理学・法哲学教授として教鞭をとる。現在はフィンランド・アールト大学の哲学教授。生命倫理学や道徳哲学,政治哲学に関する論文を多数発表している。
●訳者紹介(担当順,*は編者)
*斎藤仲道(さいとう・なかみち)
1940年生まれ。九州大学医学部卒。博士(医学)。日本産科婦人科学会専門医,米国産婦人科学会認定医・終身会員,日本人類遺伝学会認定医・指導医。出生前診断に関する論文・著書多数。
中谷内悠(なかやち・ゆう)
1990年生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程在学。哲学・倫理学専攻。久留米大学非常勤講師。
土持貴志(つちもち・たかし)
1990年生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程在学。哲学・倫理学専攻。福岡国際医療福祉大学非常勤講師。
酒井健太朗(さかい・けんたろう)
1987年生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位修得退学。博士(文学)。古代ギリシア哲学専攻。九州大学大学院人文科学研究院助教を経て,現在,環太平洋大学次世代教育学部講師。『アリストテレスの知識論――『分析論後書』の統一的解釈の試み』(九州大学出版会,2020年),「規範事例型の実践的推論について――アリストテレス『ニコマコス倫理学』の行為論」(日本倫理学会『倫理学年報』第68号, 2019年), 他。
丸山望実(まるやま・のぞみ)
1995年生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程在学。哲学・倫理学専攻。八女筑後看護専門学校非常勤講師。
川?優(かわさき・ゆう)
1995年生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程在学。哲学・倫理学専攻。製鉄記念八幡看護専門学校非常勤講師。
*脇崇晴(わき・たかはる)
1979年生まれ。九州大学大学院人文科学府博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。倫理学・日本思想史専攻。九州大学大学院人文科学研究院助教を経て,現在,九州大学大学院専門研究員,西南学院大学非常勤講師。『清沢満之の浄土教思想――「他力門哲学」を基軸として』(木星舎、2017 年),『エシックス・センス――倫理学の目を開け』〔共著〕(ナカニシヤ出版、2013 年),他。"
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