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「〈自然〉は原初的なものであり、言いかえれば、構成されていないもの、制度化されていないものである。そこから、〈自然〉の永遠性(永劫回帰)の観念、安定性の観念が生じる。〈自然〉は謎めいた対象であり、まったく対象ではないような対象である。つまり〈自然〉は、われわれの目の前にあるものではまったくない。それは、われわれの土壌であり、目の前にあるものではなく、われわれを支えているものなのである」。
本書は、1956年から1960年にいたる〈自然〉を主題としたメルロ=ポンティのコレージュ・ド・フランス講義を、受講生のノートや著者自身の講義準備草稿をもとに再構成したものである。デカルト、カント、ブランシュヴィック、シェリング、ベルクソン、フッサールなど哲学者の諸考察、さらに自然科学、なかでも20世紀の物理学やフォン・ユクスキュル、ポルトマン、ローレンツなど生物学の成果を援用しつつ、自然と人間のあり方について、著者はさまざまな角度から探究を深めてゆく。
『行動の構造』『知覚の現象学』以後、晩年の野生の存在論、生の存在論にいたる稀有の哲学者の思考の歩みを生々しく伝える、貴重な講義ノート。
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