僕は人を殺したかもしれないが、それでも君のために描く

小学館文庫

僕は人を殺したかもしれないが、それでも君のために描く

取り寄せ不可

出版社
小学館
著者名
桐衣朝子 , キリエ
価格
726円(本体660円+税)
発行年月
2020年5月
判型
文庫
ISBN
9784094067675

「4マリ」の奇跡、再び。

昨日、僕は人を殺してしまったかもしれない――
「強迫性障害」を抱える島津圭司は、毎晩恐怖に襲われ目を覚ます。今日も気づかないうちに、自分が誰かの「死」の原因を作ってしまったのではないか……。日常生活も人付き合いも苦手な圭司にできることはただ一つ、絵を描くこと。だから、生きている限り、今日も漫画を描くしかない。

あるとき、事故に巻き込まれ搬送された病院の裏庭で、圭司は透き通るような肌の青年・藤堂星矢に出会う。社会や人との接触を忌み嫌ってきた圭司だったが、「僕がファン第1号になる」という星矢の言葉に背中を押され、漫画家としてのキャリアと向き合うようになる。初めての連載、自宅で雇う初めてのアシスタント、助けてくれた救急救命士の女性への、初めての恋。自身の障害のせいで、圭司は行く先々で壁にぶつかってしまう。一つずつ挑んでいった先に、圭司を待ち受けていたものとは。そして、十歳で死んでしまった弟・龍二に最後にかけた言葉を悔やむ圭司が、十五年経った今、見つけた真実とは……。

生きづらさを抱えて生きるすべての人へ。大切なものを喪っても、生きている限り春はやって来る。涙なしには読めない、感動の人生讃歌!


【編集担当からのおすすめ情報】
小説版『4分間のマリーゴールド』で、「いのち」の尊さや家族の絆を丁寧に描き、全国の読者を感涙させた著者による最新作!
今作では、物語中で漫画家の主人公・圭司が描くネームや原稿を、著者の実の娘であり漫画家のキリエ氏が描き下ろし、挿画として収録!作品世界を別の視点からも覗くことができます。母娘の奇跡、再び!

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top