もの病みのヴィジョン

トーキングヘッズ叢書

もの病みのヴィジョン

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
アトリエサード
著者名
アトリエサード
価格
1,528円(本体1,389円+税)
発行年月
2020年5月
判型
A5
ISBN
9784883754021

もの病みのヴィジョン――

「もの病み」とは、辞書を引けば単に「病気」とあるが、
なんとなく勝手に連想したのは、「もの」に憑かれて「病んで」いるような状態。
または、「もの悲しい」と同じようなニュアンスで、「なんとなく病気っぽい」感じ。
そして「病み」は「闇」であり、はずれ者のイメージとつながる。

「病気」というテーマは、だいぶ以前から候補のひとつだったが、
今号の企画として提示したのは半年前。
まだ新型コロナウイルスが知られる前であり、
こんにちこのような状況になるとは、思いもよらなかった。

そうした伝染病だけでなく、人は、身体的精神的なさまざまな病に苦しめられ続けている。
病に出会うと人は、健全で健康なことが良いとされる社会から逸脱し、
「病み」=「闇」をまとい、光を失う。

しかしだからこそ、見えてくるヴィジョンがある。
隠されていた、見えなかった真理が見えてくる。

「病み」=「闇」のヴィジョン。
そこに、生のもうひとつの可能性を見つけにいこう。

---・---・---・---

統合失調症や遺伝的疾患を抱えながら人形制作を続けている
与偶のトークイベントレポートの他、

梅毒、ペスト、舞踏病などさまざまな病と
それを契機に生まれた多くの物語や表現を、
多種多様な見地から紹介・解題しました。

「病み」を見通すことで、この時代を生き抜く勇気を得ることにもつながればと思います。

特集以外にも、レポート記事、エッセイ、レビューなど満載です!

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top