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弾く人を百花繚乱の「ソナチネ」の世界へと誘う名品集。ピアノ学習者用の教材として広く知られるケーラー&ルートハルト編の『ソナチネ・アルバム』とは曲目が大きく異なり、本曲集では収録作を各作曲家1作に限定している。親しみやすく、各々の作曲家の個性が色濃く反映された作品を味わう体験を通じて、古典派とその前後の時代の音楽がもつ豊かな国際性を俯瞰的に受け止めることができるだろう。
本巻には1706年生まれのガルッピから1760年生まれのケルビーニまで、11人の作曲家の11作を収録。同時発売の『ソナチネ集音楽帳・古典派後期』には1732年生まれのハイドンから1781年生まれのディアベッリまでの12人12作を収録。
両巻の曲目をすべて収録した2枚組CD『ソナチネ・アルバム』が販売されている(フォルテピアノ&チェンバロ演奏:小倉貴久子、ALM RECORDS: ALCD-1079, 1080)。
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