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植物学者(博物学者)カール・フォン・リンネCarlos Linnaeus(1707-1778)は、若き時代に北欧北部を旅し、手描きスケッチを多数駆使したフィールドノートを残した(原題『ラップランド旅行』Iter Lapponicum: Lappl?ndska Resan 1732、生前は非公開)。のちに、植物分類法など偉大な業績をあげていくリンネの飛躍の起点となった書の邦訳。ラテン語原典といくつかの訳書を照合し、訳著者(北欧地誌が専門)が背景解説とともにまとめた。周北極の動植物や、先住民サーミの暮らしと生活用具を克明に記した約180点のスケッチが貴重。また、リンネの他の著作には記載されていない「本音」(先住民への共感など)がそのまま書かれており、先住民がキリスト教勢力などの外圧を受けている18世紀当時の社会変動を伝える史料としても重要。
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