告発・原子力規制委員会

告発・原子力規制委員会

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出版社
緑風出版
著者名
松田文夫
価格
1,980円(本体1,800円+税)
発行年月
2020年5月
判型
四六判
ISBN
9784846120085

福島第一原発の事故後、国は被ばくの限度をそれまでの年間1ミリシーベルトから20 ミリシーベルトまで引き上げた。被ばくの影響は大勢の住民に及ぶので、本来であれば被ばくの限度を引き下げるべきであるが、正反対の措置がとられたのである。これにより、特に放射線の影響を受けやすい子どもたちは、放射線障害を発症するおそれがある。この20 ミリシーベルトの値は、その理論的根拠が明確ではなく、また、この値が規定されている法律はない。この値は理論的にも、法的にも根拠がないのである。それなのに、被災地の人々はこの値に基づいて汚染地区に住むように強制され、子どもたちが被ばくの実験台にされている。
 本書では、子どもたちを被ばくの実験台にしようとするのは、いったい誰なのか――それを明らかにする。

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