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「人間の生とは何か」、「宇宙に果てはあるのか」、「世界の創造者は存在するのか」――このような哲学の問いに「解」がないことは明らかだが、これらはまた、人間にとってはどうしても問わねばならない切実な問題である。これに対し、哲学は「原理」を置いて回答する。「原理」とは「真理」ではない。それに従って思索するなら「誰もがそう考えざるをえない」という共通認識に帰着させる「存在」のこと。本書は、「宇宙の膨張」を素材にして人間の本質を探究する著者の「原理」をたどる、思索の書である。
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