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イギリス子爵は砂漠の民の血を引くシーク……!?
亡父の跡を継いで考古学者を夢みるアレクサンドラ。
大英博物館の学芸員でもある子爵と遺跡を求めて旅することになったが……。
日本初登場作家のホットなロマンス。
(あらすじ)
1880年、ロンドン。
考古学者だった父の遺志を継ぎ、ファラオの寵妃の墓の発掘を夢見るニューヨークの令嬢アレクサンドラ(アレックス)は大英博物館を訪れた。
研究のためロゼッタストーンの閲覧を申し込んだアレックスだったが、女性というだけで門前払いされそうになってしまう。
そこへ、博物館の研究員ブレイクニー子爵が現れてとりなしてくれた。
ぶじヒエログリフの解読に成功したアレックスは墓の場所を確信し、エジプトに旅立とうとするが、女性だけの旅は危険だと子爵が同行を申し出てきた。
実は、亡きアレックスの父が砂漠の案内を依頼し、文通していたシーク・マジールは、イギリス貴族の父とベルベル人の母の間に生まれた子爵だったのだが、過去のつらい経験からシークであることをアレックスに伝えられないでいた。
秘密を抱えたまま、美しく情熱的なアレックスに魅了される子爵。
そして研究ばかりで男性に興味のなかったアレックスも彼に惹かれて……。
エキゾティックでエロティックな恋と旅の行方は?
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