取り寄せ不可
朝の光が映し出した一夜の恋人の姿。
それは、私を蔑む大富豪だった……。
イゾベルがシカゴの上流社会のパーティに潜りこんだのには訳があった。
レジ係の給金では2歳の息子をとても育てていけないため、
富豪である亡き夫の両親に経済的援助を頼もうと思っていたのだ。
ところが街が大停電に陥り、イゾベルは暗闇で一人の男性と出会う。
顔の見えないなか、心と心で会話をするうち、いつしか気持ちが高まり、
二人は情熱を交わす寸前でそのまま寝入ってしまった。
翌朝、イゾベルは相手の正体を知って愕然とし、逃げ出した――
彼が億万長者で亡き夫と兄弟同然に育った、ダリウスだったなんて……。
亡き夫が自らの不品行を隠すためについた嘘を信じ、イゾベルを蔑む男だ。
だが後日、ダリウスは彼女の貧しい住まいを訪ね、結婚を持ちかけた!
ダリウスは親友の忘れ形見のために求婚し、イゾベルも名目だけの関係――つまり、ベッドは別という条件で承諾します。けれども、ダリウスの琥珀色の瞳がなぜか一瞬熱く燃えたように見えて……。USAトゥデイのベストセラー作家N・シモーン、日本初上陸!
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