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僧侶の養成機関である檀林。
浄土宗と時宗で展開したその歴史に迫る画期的な一書。
近世中期以降における浄土宗関東十八檀林史と、同時期の時宗の学寮史の研究を意図し、とくにこれまで増上寺檀林および江戸檀林の影に隠れて等閑に付されてきた「田舎檀林」の実態解明と、檀林寺院経営の多様な側面を浮き彫りにする。
【本書の構成】
序
第一部 関東浄土宗教団の末寺統制と地方檀林の歴史的展開
第一章 関東浄土宗教団の末寺統制と学寮運営
第二章 下総国生実大巌寺檀林の学寮運営と民衆教化
第三章 常陸国江戸崎大念寺檀林の学寮運営と民衆教化
第四章 武蔵国川越?馨寺檀林の学寮運営と教育の質をめぐる課題
第五章 常陸国瓜連常福寺檀林の学寮運営と本末関係の構造的特質
補論1 地方檀林の経営体質をめぐる基礎情報──四檀林の所蔵史料から──
補論2 檀林教育における法問と講釈
第二部 檀林修学者の「入寺帳」の分析からみえてくるもの
第一章 増上寺所蔵『入寺帳』と修学者数の動向
第二章 光明寺所蔵『入寺帳』の分析からみた地方檀林の実況
第三章 名越派二檀林の実況──江戸後期「入寺帳」の分析を通して──
第三部 時宗の学寮
第一章 学寮の設置と「大衆帳」からみえてくるもの
第二章 学寮生活と僧侶の資格・昇進
付録 史料紹介
結 語
初出一覧
あとがき
寺名索引
人名索引
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