貴族日記が描く京の災害

貴族日記が描く京の災害

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出版社
思文閣出版
著者名
片平博文
価格
5,500円(本体5,000円+税)
発行年月
2020年3月
判型
A5
ISBN
9784784219841

繰り返し起こる自然災害。これほど多くの災害が起きた場所にも拘わらず、なぜ人々は京の都に住み続けたのだろうか。そればかりか、なぜ被災後には速やかに都市を復旧・復興させ、以前にも増して発展させることができたのか。

本書は、平安・鎌倉期の貴族の日記から平安京の季節災害とその要因(火事、洪水、旱魃、台風)を抽出し、文字情報を歴史地理学の手法で空間情報に置き換えて視覚化することで、日記をただ読むだけでは見えてこない平安京の姿を浮かび上がらせる。

これは、千年を超える都に残された、現代人への貴重なメッセージである。

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