取り寄せ不可
国文学者・中西 進が選んだ、珠玉の「愛」の歌
新元号「令和」の典拠となったことで話題となった『万葉集』。
その日本最古の歌集には、4500余首もの歌が収録されています。
そして、『万葉集』に集められた歌の多くが、
人を思い、恋する――おおらかで自由な恋愛を歌っています。
万葉研究の第一人者、国文学者の中西進が「愛」をテーマに100首を厳選。
原文、現代語訳とあわせ、それぞれの歌に込められた「想い」、歴史的背景や物語などを解説します。
では、一言で『万葉集』とは「何なのか」といえば、
わたしの一言の答えは、
「愛の歌集です」ということに尽きる。
――(「はじめに」より)
運命の出会い、悲しい別れ、恋の辛さ、秘密の恋――
いまも昔も変わらない、
現代に通じる万葉びとのラブストーリーをぜひ味わってみてください。
▼紹介されている歌(一部抜粋)
〇〇一 秋の野のみ草刈り葺き宿れりし 宇治の京の仮廬し思ほゆ(額田王/巻一・七)
〇一五 恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき 言尽してよ長くと思はば(坂上郎女/巻四・六六一)
〇二〇 わが屋戸の梅咲きたりと告げやらば 来といふに似たり散りぬともよし(作者未詳 / 巻六・一〇一一)
〇五八 桜花咲きかも散ると見るまでに 誰かも此処に見えて散り行く(柿本人麻呂歌集/巻一二・三一二九)
〇七四 人妻と何かそをいはむ然らばか 隣の衣を借りて着なはも(東歌/巻一四・三四七二)
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