トラブル不動産SOS

トラブル不動産SOS

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出版社
ロギカ書房
著者名
永長淳
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2020年4月
判型
四六判
ISBN
9784909090393

不動産の価値を決めるのは何か?
「不動産はモノ次第。」
立地さえ良ければ高く売れるのか?
「不動産も結局はヒト次第。」
営業力のある人に任せておけば高く売ってくれるのか?
答えは、どちらも正解ですが不正解です。
不動産は、立地が良くても建物が古いものや、建物が新しくても車が入っていけない立地のものなど様々です。例えば、所有する不動産が路線価日本一の東京都中央区銀座にあったとしても、未接道ならば金融機関から担保評価が得られません。
または、所有する不動産の売却を成績優秀な担当者に任せたとしても、その不動産が何かしらの課題を抱えていたらどうでしょう。借地権や底地などの場合、取引経験がなければ対応できず、売るに売れない事態を招きかねません。

不動産の価値は、モノによって評価され、ヒトによって高められる。
不動産は、モノやヒトだけでは決まらないということです。
立地は変えることができない不動なものです。未接道ならば評価は激減しますが、解決策を知っているヒトの手にかかれば、接道義務が満たされ正常な評価を得られる不動産に変わるかもしれません。
不動産の価値は変えられるのです。
私は、21世紀最初の年である2001年、新入社員として大手仲介会社へ入社してから、独立して現在に至るまで、多くの不動産取引に携わってきました。勤めていた頃は、日々お客様のために売買仲介を行っていました。
「結婚を機に一戸建てを購入したい」
「買い替えに伴いマンションを売却したい」
一般的な自宅などの売買は、やればやるほど結果を残すことができました。しかし、長らく勤めていると稀に難解な案件に直面します。購入先を見つけられず、また、仲介だけでは解決策を提案できないこともありました。
・形状に難があるもの ………再建築不可、違反建築、既存不適格
・権利関係に難があるもの……借地権、底地、共有持分、私道のみ
これらは専門的な知識や専門とする方の協力が必要です。第三者である仲介会社の立場で交渉することにより良い結果が生まれることもありますが、当事者となって不動産を購入し直接課題と向き合わなくては解決できないこともあります。
2012年、仲介業だけではなく不動産に対して包括的に対応するため独立しました。その後は自社で購入し直接対峙し解決してきました。
仲介会社、弁護士や税理士など士業の先生方よりご紹介いただき、複雑な案件を数多く手がけていると
「こういった案件はどのように解決しましたか」
「複数の課題を抱える不動産なんですが解決方法はありますか」
といった相談を受けることが多くなりました。
そこで、これまで取引きした案件の中から、難易度が高いものや複雑だった事案を集め、相談の経緯や解決方法をまとめることにしました。
私がどれだけ動いたところで、解決できる範囲には限りがあります。そのため私が持つ知識やこれまでの経験を、こうして文字として提供することで、

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