姉上は麗しの名医

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出版社
小学館
著者名
馳月基矢
価格
770円(本体700円+税)
発行年月
2020年4月
判型
文庫
ISBN
9784094067613

イケメン侍のコンビが難事件を見事に解決!

剣術道場の若先生こと、瓜生清太郎は二十三歳。鍼治療で不在がちの老師範代わりに、毎日洟ったれの少年たちを指南している。
今日もみっちり稽古をつけてやると、清太郎の技を見て、「強い男と見込んだ」という、小間物問屋の息子・直二から相談を持ちかけられた。
話によれば、「最近、家の近くで野良犬がたくさん死んでいる。死に方からすると、たぶん毒を食べさせられた」らしい。
つまりは、憎っくき犯人を懲らしめてほしいようだ。
一方、町奉行所の定廻り同心・藤代彦馬は、二十五歳。
三年前に家督を継いで、十手を預かる身となり、休みもなく働き通し。
いま携わっているのは、医者が誤って毒を飲み、死んでしまった事件だ。
不審な点がいくつもあるが、奉行所は理由もなしに、探索を打ち切ってしまったという。
納得のいかない彦馬は、腕の立つ女医者の真澄に知恵を借りようと、清太郎の家にやって来た。
真澄は、清太郎が自慢する姉なのだ。
事件の経緯を聞き、訝しさを感じた真澄は、清太郎と彦馬が止めたのにもかかわらず、独自に探索に乗り出す。
が、真澄は行方不明に……。



【編集担当からのおすすめ情報】
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