蘭渓録

蘭渓録

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出版社
禅文化研究所
著者名
彭丹
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2020年3月
判型
A5
ISBN
9784881823194

この現代語訳を読めば、770年前の鎌倉時代に渡来したばかりの、中国南宋禅の生々しい息吹を感じるに違いない

(推薦文)
近年、日本の中世禅の形成に関して、さまざまな新資料が発見され、その多様な様態が明らかになっている。その中で、渡来僧として、宋の禅風をそっくり移植し、後代の禅宗を方向付けたのが、建長寺開山蘭渓道隆であった。その事績や思想を知るには、語録の解読が不可欠であるが、禅特有の漢文は難解で、研究が遅れていた。この度、彭丹氏の流麗な訳によって、全体を読めるようになったことは、まことに喜ばしい。法語に示された蘭渓の細やかな心遣いや人間性までもが、その訳文を通して生き生きと伝わってくるようだ。
末木文美士

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