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長旅を終え、ついにフレア王女の祖国、ウップサーラ王国に到着した善治郎。早速グスタフ王と謁見した善治郎は、大陸間貿易と、両国友好の懸け橋としてフレア王女の側室入りを提案する。しかし、第一王女の側室入りなど当然受けいれられるはずもなく、その場に居合わせた人々から大きな反発を受ける。中でもフレア王女の兄、エリク王子は善治郎に強い敵愾心を抱き、『成人の証』も立てていない男に王女はやれない、と主張する。フレア王女に婚姻を申し込むため、善治郎は『成人の証』を立てるべく、雪の積もる冬の山に獲物を仕留めに向かうのだった――。
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