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2018年、中南米大陸ブラジルで初めて発見された日本のキリシタン版辞書を、高精細・原寸カラー版で初公開!
1)日本文化を知る基本資料
日本語にポルトガル語で注釈を付した『日葡辞書』は、日本語学とポルトガル語学にとって第一級の言語資料というだけでなく、日本文学研究と日本史研究、更に日本・欧州・中南米交流史の重要資料となる。
2)2018年ブラジルでの大発見
ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ国立図書館に所蔵されていたものが2018年に発見された。これまでに4冊(オクスフォード大学ボドレアン図書館蔵本、パリ国立図書館蔵本、エヴォラ公共図書館蔵本、マニラ本)が知られており、今回が5冊目。ほかの4冊では知ることのできない未知の情報満載。
3)未知のキリシタン版発見のカギ
ブラジル皇帝ペドロ2世(1825-1891)により、皇后テレザ・クリスチーナ(1822-1889)の名を冠する収集品の一つとして図書館に寄贈された『日葡辞書』。その伝来を探ることは、関連する文献の移動と残存の状況を明らかにすることでもある。リオ本とともに、他のキリシタン版がブラジルに到達し、どこかの図書館・博物館あるいは個人蔵書家のコレクションとして存在する可能性も。
4)高精細デジタル撮影を実施
リオ・デ・ジャネイロ国立図書館による全頁の撮り下ろし高精細撮影画像に基づき、原紙の風合い、インキのかすれ・滲みに至るまで、さながら原本を手に取って見るが如き製版・印刷を実現。
5)最新の研究成果に基づく、詳細な解説
リオ本と現存諸本の詳細な原本調査に基づき、日葡辞書、及びキリシタン語学の最新の研究成果を踏まえ、これまでの日葡辞書の常識を大幅に書き換える、多角的、且つ徹底的な解説を付す(日本語・英語・ポルトガル語を併記)。参考図版多数。
*本書は 、Fundacao Biblioteca Nacional, Faculdade de Filosofia Letras e Ciencias Humanas da Universidade de Sao Paulo および八木書店の共同出版です。
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