〈文化的後進地〉のイメージ、多様性を包摂する〈中欧〉の構想、一方での近年の民族主義の台頭――〈東欧〉の相貌は変転を続けてきた。その内側では多様な言語と文化の交錯、衝突が、さらなる小さな〈中心〉と〈辺境〉の記述を生起させる。本書では、地域文学史の記述、および文学作品中の周縁地域・言語の描写の分析を通じて、〈中心〉と〈周縁〉が転覆を繰り返す場所=〈東欧〉、その文学が秘めるダイナミズムに肉薄する。
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