取り寄せ不可
労働組合運動の低迷と危機が叫ばれて久しい。
世界的には、新自由主義のもとで、組合組織率の低迷は日本と同一の傾向であるとしても、新たな労働組合の戰闘性や組織的力量の高まりが顕著である。残念ながら、日本では、さまざまな努力にもかかわらず、たたかいの顕著な前進には結びついていないように思われる。こうした現状を、どう打開していくか。労働運動の現場でも研究分野でも、実践的努力が求められている。
各論文は、独立したものである。一つの方向、一つの主張にまとめたものでもない。ここでは、各論文のエッセンスと特徴を述べ、読者の問題意識に供したい。
(「はじめに」より)
「労働者のもつ唯一の社会的力は、その人数」であり、いかに多数を組織できるかが、労働組合運動の核心であるといえます。
基礎研東京支部は、労働組合の組織論を中心テーマにした研究会を継続的に行ってきました。
基礎研(正式名称は「基礎経済科学研究所」)は、二〇一八年に創立五〇周年を迎えたユニークな研究団体です。
(「あとがき」より)
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