国際労働運動 vol.55(2020.4)

新型肺炎とアメリカの医療破壊

国際労働運動

取り寄せ不可

出版社
出版最前線
著者名
国際労働運動研究会
価格
550円(本体500円+税)
発行年月
2020年4月
判型
A5
ISBN
9784434273582

新型コロナウイルス感染の拡大は、圧政の結果だ。中国では2月7日、武漢の医師が死亡した。新たな感染症を警告した医師の一人だ。この医師の声の圧殺によって、感染がたちまち拡大した。日本の安倍政権もそれを拡大している。こうした問題の基底には、新自由主義の40年間、労働者が非正規職化され、医療破壊、病院の廃止・統合などが進められている現実がある。こういうことをアメリカ帝国主義が開始し、グローバル化した。本誌の特集は、この点を暴いている。第Ⅰ章は、新自由主義が標榜する「小さな政府」が公的な医療制度の解体―医療の私営化であることを明らかにする。第Ⅱ章は、アメリカ大統領選挙の争点が国民皆保険制度の導入問題であることを見ていく。第Ⅲ章では、ウェストバージニア州の全州学校スト、UTLA(ロサンゼルス統一教組)の大ストが、食糧・医療など地域全体の切実な課題に取り組み、団結をつくり出したことを見ていく。

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