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1980年代半ば、若き日の「新中国」への思いを断ち切れずにいた著者は、三人の子供がひとり立ちすると、定年を待たず高校教師を退いて中国に渡った。それから5年間、広州、北京を遊歴し、北京では6.4天安門事件前後の1 年半、天安門近くの四合院で老百姓(中国語で庶民の意)とともに暮らした。当時北京に滞在する外国人はすでに少なくなかったが、著者の暮らしは彼らが望むようなものではなく、たとえ望んでも容易にかなうものではなかった。こうした老百姓との交流の中で、著者が何よりも大事にしたのは、彼らと人間同士の友情を温めることだった。
本書前半は、著者がこうした中国体験を通じて綴ったエッセイを収録。後半は、晩年「ボケ」の進行との格闘の中で、軍国主義教育下での中国との出会いや自らの人間形成を回想した文章を収録する。
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