夏目漱石

求龍堂選書

夏目漱石

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出版社
求龍堂
著者名
河島由弥
価格
2,420円(本体2,200円+税)
発行年月
2020年3月
判型
四六判
ISBN
9784763020079

夏目漱石は近世以来の漢学の伝統の中で書を享受した最後の世代。近代以降、漢学や碑学といった伝統的な価値観に根付いた教養としての書、あるいは美術という制度・概念に適応した書、または、従来までには見られないような表現に重きを置いた新たな書といった、種々の性質を帯びた書の登場により、書は文化として多様性を備えたものへと変容した。漱石は、非書家であったからこそ近代以降多様化した書道文化の姿を、近世以来の伝統的教養主義の視座、美術といった西洋の概念などを基盤とした表現主義の視座、以上の異なる双方の視座から近代の書道文化の変容を冷静に眺めることのできた稀有な存在であるとする。
書道学の研究者が、夏目漱石の人とその文学作品から書道文化における「教養」の変容をさぐる。

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