毒親

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出版社
ポプラ社
著者名
中野信子
価格
946円(本体860円+税)
発行年月
2020年3月
判型
新書
ISBN
9784591162781

毒親そだちのあなたと
毒親になりたくないあなたに贈ります。

●親を憎んでしまうのは、自分のせい?
●なぜ、子どもを束縛したくなる?
●こんなに愛しているのに、なぜ憎くなる?
……
家族についての悩みはあなたのせいではない!
気鋭の脳科学者が、ついに「パンドラの箱を」開ける!
「毒親」の正体とその向き合い方を分かりやすく説きます。

*************

日本の殺人事件のうち、
実に55%が親族間殺人だそうです。
殺人事件の件数は減っているのに、
家族間の憎しみは増えている……。
距離が近い分憎しみが増していく、
『家』という組織の中で一体何が起こっているのでしょうか?

**************

(目次より)
*親の価値観から抜け出せない
*妬む母――白雪姫コンプレックス
*母親は最初から育児のプロではない
*母と娘は友達じゃない
*三つ子の魂は変えられないのか
*殺人事件の半数以上は家族間で起きている
*距離が近い分、憎しみは増していく
*毒親が毒親になった理由
*毒親育ちの宿命から解放されるには

****************

(前書きより抜粋)
パンドラの箱を開けるような気持ちで、
本書を書き始めました。
個人的なことをなるべく書かないようにしてはいますが、
それでも、ちくちくと自分の心を刺してくる思い出したくないものが、
予期せず記憶の中によみがえってくるのを制するのには骨が折れました。

両親とは特筆すべき大きな確執があったわけでもなく、
二人ともいたって平凡な人物であったにもかかわらず、
それでも子として傷を受けているのですから、
世の中の大多数の人は何らかの解決できない思いを
親に対して抱えているものと考えるのが自然であるように思います。

***

親子関係に恵まれた幸運な人たちと、
つらく悲しい思いに今も苦しんでいる人たちとは、
何がどう違ったのでしょうか。
そして、その苦しみは、解決できるものなのでしょうか。
どうしていいかわからない親と、
ただ抱きしめてほしかった子どもとの間の、
永遠に共感しあえない悲しい不条理が、このまま、
人間の親子の歴史には繰り返されていくのでしょうか。
…………

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