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歴史を変えるほど人の心を?んだ中国の茶とは?
茶の味や香りから中国人は“命”をどう捉え、思想はどのように変遷してきたのか。
中国唐代から皇帝の茶として珍重され、現在も生産量が極めて少ない天下の名茶“岩茶”に出会って著者の人生は変わった。日本で岩茶サロンを展開し、熱心な愛好者やファンを増やし続けている、そんな中国茶エキスパートが、中国古代から現代に至る思想家、詩人・文士、皇帝や政治家などの「人」「思想」に及ぼした茶の力、それをもたらした茶酔の境地などを体験を駆使して綴る。知られざる茶と中国思想の密な関わりを探った芳醇なものがたり──。
(登場人物)孔子、陸羽、李白、韓愈、盧仝、韋応物、白居易、范仲淹、王安石、蘇軾、朱熹、徽宗帝、乾隆帝、毛沢東ほか
◎本書の内容
その一 皇帝献上茶と不老不死
その二 茶の裾野を広げた左遷文士たち
その三 一滴に現れる茶の命
その四「味のない味」の茶の味と黒い茶碗
その五「色のない色」の茶の色
その六 魂も酔う岩茶の誕生
その七 茶王・大紅袍はつらいよ
その八 地球の骨には味がある
その九 茶商人と日陰の女
その十 茶葉の声を聴き、重味求香(チョンウェイチウシャン)
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