地上の楽園の観光と宗教の合理化

南山大学学術叢書

地上の楽園の観光と宗教の合理化

出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます

出版社
樹林舎
著者名
吉田竹也
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2020年3月
判型
A5
ISBN
9784908627514

本書は、インドネシアのバリ社会の過去およそ100年の観光と宗教の関わり合いとその展開を、「合理化」を切り口に考察しようとする研究であり、この本論に加え、沖縄の観光と宗教の関係に関する考察を補論として付したものである。
本研究では、ヴェーバーの合理化論から再帰的近代化論・リスク社会論までを再整理することを通して、この複合的な合理化を主題化するための理論的枠組みを獲得する(第一部)。とともに、バリの過去100年の合理化過程の基軸の部分を観光と宗教の合理化の関係に見出し、これを記述的に理解しようとする(第二部)。いわばギアツのバリ宗教合理化論を換骨奪胎し、ヴェーバーとも異なる新たな合理化論の枠組みでもって、バリ社会の現在にいたる合理化の主要部分を観光と宗教の関係に焦点を当てて再把握すること、そしてその枠組みを踏まえつつ沖縄の事例についても補足的に考察すること、これが本研究の主題である。
(「序論」より)

お気に入りカテゴリ

よく利用するジャンルを設定できます。

≫ 設定

カテゴリ

「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。

page top