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映画が20世紀に果たした歴史的役割を問い直す。
多くの人々は、映画を大衆的な娯楽として「生活が乱されない程度に自分勝手に消費している」なかで、ヒトラーに見られるように映画は政治的に利用され、議会による民意の集約とは異質の意思形成手段として使われてきた。そのような20世紀の映画の歴史は、現代の映像社会にも通じる。2004年刊行の書物の復刊、蓮實映画論の入門書としてもおすすめ。
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