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琵琶湖の北端に位置する塩津(長浜市)は、かつて日本海側の敦賀と連結された古代以来の全国的な重要港だった。実態がほとんど解明されていなかったこの港跡で、2000年代以降の河川改修・国道バイパス工事にともなう発掘調査により、平安期から南北朝期に至る保存状態のよい遺構・遺物が大量に出土。現存最古の起請文木札、港と密接な関係にあった神社遺構、さまざまな生活用具と生業の道具など、貴重な発見があいついだ。各分野の研究者が、ヒトとモノで賑わった港「塩津」の往時を探る。
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