グラフィックデザインにおける秩序と構築

グラフィックデザインにおける秩序と構築

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出版社
ビー・エヌ・エヌ新社
著者名
ユリシーズ・フェルカー , 百合田香織
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2020年3月
判型
B5
ISBN
9784802511728

なぜデザインにはルールが必要なのか

たとえば、真っ白な紙と「タイトル」「サブタイトル」「著者名」
という要素を与えられてデザインするとき、
要素となる情報には必ず優先順位(ヒエラルキー)が発生します。

その優先順位は、媒体の種類や、何を伝えたいか、誰に届けたいかなどによって変化し
デザイナーはそれらの要素を使って演出を行うことで、
ビジュアルでのコミュニケーションを形づくっているのです。

本書では、デザイナーがグラフィックデザインを制作するうえで重要な基盤となる
「デザインの秩序」についての理論と実践的な例を解説します。

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A章「いつものデザインのなかにあるグリッド」では、
小説やアートカタログ、雑誌、WEBページなど
媒体ごとの実践的なグリッドの使い方を取り上げます。
どのような媒体のどのような場面には、どのようなグリッドが向いているのか、
その理由はなぜかを、グリッドがデザインに与える影響などを交えながら解説します。

B章「デザインプロセスーーその第一歩」では、
ビジュアルコミュニケーションを創作するプロセスと
実践例として、グリッドを使ったレイアウトスケッチのプロセスを紹介します。

C章「背景知識」では、これまで解説してきた
実践的な「デザインの秩序」の背景を裏付ける理論を扱います。
「人は秩序を求める」では、わたしのたち身の回りに当たり前にある”秩序”についてを、
「刺激、反応、その他の現象」では、コミュニケーション心理学の原則を用いながら人間の認知についてを、
「デザインにおける直感と手順」では、グラフィックデザインの今日までの歩みを辿りながら
新しいものをつくるには何が必要かを探ります。

D章「付録」では、本書に登場したキーワードと解説文をまとめた「用語集」と
「デザインとアート」「コミュニケーション全般」など
ジャンル別にさらに深く学べる文献を網羅した「参考文献」を掲載しています。

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読み物、アートブック、Webデザインなど
媒体ごとのグリッドとその背後にある理論を解説し、
デザインの構成に関する知見と
新しいものを生み出すための視点を授ける一冊です。


日本語版特別寄稿:中野豪雄『創造行為を支えるもの』

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