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ラマナ・マハルシと並ぶインドの覚者、ニサルガダッタ・マハラジ。
長年身近に接してきた弟子のバルセカールが、ニサルガダッタ・マハラジの教えと人柄を紹介し、
付録として「教えの核心」「意識についての覚書」「全真実」で丁寧に解説しています。
本書以上に、「私とは何か?」に関して綿密で論理的で親切な本はないかもしれません!
「それでは、あなたは誰なのか? 肉体付きの意識が存在するようになる前のあなたは何だったのか? 百年前(!)、あなたは何だったのか?」とマハラジは尋ねます。
「実際は、どんな「自分たち」 もどんな「あなたたち」もいず、ただ「私」だけがある。」
「『誰』も生まれず、『誰』も死なない。」
「非対象的何かとしての意識は、『生まれる』ことも『死ぬ』こともできず、そしてもちろん、『生まれ変わる』こともできない。」
「あなたは時間と空間を越え、今この地点でのみ時間と空間に接触している。
もし時間と空間に接触していなければ、時間も空間もなく、どんな経験にも傷つかない。」
「悟りを求めるどんな『自分』も『あなた』も存在しないし、実際、『悟り』などといったものはない。この事実の直観的認識(統覚)そのものが悟りである!」
「あなたは自分がまるで現象的対象物であるかのように考え話すのをやめなければならないと、私は言い続けている。私はあなた方に、あなたは現象的対象物ではなく、意識そのもの、感覚ある存在に感覚を提供している生きた意識であると、語り続けている。さらにあなたは顕現の中でのみ意識であるにすぎず、しかし実際は、あなたは意識以前に存在するものであるとも語り続けている。つまり、あなたは純粋な気づきなのだ。」(以上、本文より)
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