取り寄せ不可
いつか、どこかに、私にしか愛することのできない誰かがいるかもしれない。
その時にちゃんと愛を始めてみたかった――
現役AV女優として活躍するかたわら、自らの言葉を綴ってきた戸田真琴。
真実を捉えていて、それぞれの立場に寄りそい、読むひとの心に届く彼女の言葉には男女ともに多くのファンがいる。
恋愛がすべてではないし、男女である前にひとりの人間同士だし、いつも器用に生きられなくたっていい、そうわかってはいるけれど、やり場のない感情を抱いてしまうとき。
この本に記された言葉は、そんなあなたに見つけられるのを待っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
言葉を残したくなるのは、嬉しいときでもいい気分のときでもなくて、やっぱり何かが悲しいときだ。誤解をされてしまったこと、納得いかなかったこと、世の中のことが嫌いになってしまいそうな夜に、言葉をどこかに書こうと思う。
悲しみの中で書かれた言葉が、誰かの悲しみに触れる時、私の悲しみは、この世にあってよかったものだったんだと、そう思うことができた。
私の言葉が光る時、それは君が眩しそうな顔をして読んでいるそのときだけなのだ。
本書「第3章 私は私のままで、あなたはあなたのままで」より
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。