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無意識、過去の生活の影の如きもの――。
「心はいかに伝承されるのか」、「その世代間の伝達の仕組みとは」……。
柳田國男、折口信夫、フロイト、レヴィ=ストロース、ラカンを経て析出した「言語伝承の図式」を手がかりに、日本文化に通底する特性が、本書において、鮮やかに構造分析されている。
【目 次】
序 論
第1章 精神分析と日本民俗学との思想的交錯
第2章 心はいかに伝承されるのか
第3章 柳田國男から折口信夫へ受け継がれしもの
第4章 構造人類学の導入
第5章 魂の贈与論
第6章 日本という言語空間における無意識のディスクール
第7章 貴種流離譚考
結 論
参考文献/あとがき/索 引
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