一城一話55の物語

一城一話55の物語

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出版社
講談社
著者名
松平定知
価格
1,320円(本体1,200円+税)
発行年月
2020年3月
判型
B40
ISBN
9784065193921

■47都道府県、55の”名城”と「そうだったのか!?」とくるエピソードの数々■

北海道から沖縄まで城や城址のないところはありません。城じたいは知っていても、そこにまつわる逸話の数々は知られていないもの。一城一話の簡潔なスタイルで松平定知氏が語り下ろします。


■安土城と織田信長より■

 一般に城の建設は「攻められにくく、守りやすい」が原則です。それが幅8mの道が180mにわたって直線的に続く・・・・・・。こんなことはそれまではあり得ないことでした。安土城が戦うための城ではなく、見せるための城といわれるゆえんです。

(中略)

 見せるための城でいったい何を見せるのか? それは、自分の威信を天下に見せるのです。「天下布武」を宣言した信長の権力です。その象徴と位置付けたのが安土城だったのです。
 大手道はなんでそんなに広いのかというと、天皇が安土城に来られることを想定していたからです。
 
(中略)

 天皇をお迎えする本丸は、信長の起居する天主よりも下にあり、天皇を見下ろすことになります。
 信長は天主で起居し政務を取り仕切っていました。ここは天守といわず天主といいます。日本初の”マンション”(高層住宅)の住人は、間違いなく信長でした。

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