自然会話分析への語用論的アプローチ

自然会話分析への語用論的アプローチ

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出版社
ひつじ書房
著者名
宇佐美まゆみ
価格
4,950円(本体4,500円+税)
発行年月
2020年3月
判型
A5
ISBN
9784823410390

1990年代初頭、大人の日本語自然会話に適した文字化のルールが求められていた時期に、編者の宇佐美まゆみ
氏が「人間の相互作用としてのコミュニケーション」の分析に適するように考案、提案した会話の記述方法が、
『BTSJ』(基本的な文字化の原則(Basic Transcription System for Japanese: BTSJ))である。
 この『BTSJ』を用いて文字化した国立国語研究所の『BTSJ日本語自然会話コーパス(トランスクリプト・音声
)2018年版』とその前身の一連のコーパスは、「語用論的分析」及び「人間の相互作用の分析」の深化と発展を
促すことを企図して構築された世界最大規模の「自然会話コーパス」である。
 本書では、語用論の中心的テーマである「共同発話文」「言い換え」「ターン交替」「ディスコース・マーカ
ー」「スピーチレベル」「ポライトネス」などの分析が、『BTSJ』という文字化・分析の記述方法を得ることに
よって、より科学的な語用論的分析へと進化し、深化を遂げている。
 語用論研究の新境地を開くとともに、日本語教育への応用にも直結させた、まさに待望の一冊である。



「人間の相互作用としてのコミュニケーション」の語用論的分析に適した「基本的な文字化の原則(Basic Transcription System for Japanese: BTSJ)」を活用して自然会話データを分析した「コミュニケーションの本質」に迫る論文集。語用論、談話分析、日本語教育の新境地を開く! 
執筆者:宇佐美まゆみ、木林理恵、野口芙美、平山紫帆、磯野英治、毋育新、李宇霞 、鈴木卓 、萩原孝恵 、川口義一

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