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教育の「今」と向き合い、より良い教育のあり方を探るべく研究を進めている早稲田大学教師教育研究所が、
日本の戦後教育のあり方と意味を再検討し、その価値を明らかにしていこうと開催してきた
「戦後教育実践セミナー」。
学校教育のあり方に一石を投じる授業方法や学校づくりをすすめた実践者やその継承者を招聘し、
その記録をまとめたシリーズの第2巻。
「水道方式」を提唱した数学者・遠山啓氏らとともに算数・数学教育に取り組んできた小沢健一氏、
「島小教育」の名で教育史に残る実戦を展開した斎藤喜博を語る横須賀薫氏、
小学校で全員参加の構成劇を考案し、一人ひとりと向き合う教育を実践した湯山厚氏、
社会運動が沸き起こった60年代頃から人権教育に取り組み、
後にフリースクールの経営に関わってきた武藤啓司氏、上田薫氏等と親交が深く、
「社会科の初志をつらぬく会」の会長も務める市川博氏による問題解決学習について等々の講演内容が、
解題を加えて収録されている。
また、教育学を専門とする早稲田大学の教授陣(藤井千春氏、菊地栄治氏、鈴木慎一氏)からの論稿も収録し、
戦後から行なわれてきた教育実践の成果を検証し、「今」、そしてこれからの教育のあり方を提言する。
【講演者】
小沢健一、横須賀薫、湯山 厚、武藤啓司、市川 博
【編者】
藤井千春、菊地栄治、鈴木慎一
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