1万1700年前からの地質時代区分「完新世」に1950年代からの「人新世」という新たな区分が必要と提唱されるほど、人間活動により激変する地球環境。その原因と結果を解説、立ち向かうため日本農業にできることは何かを明らかにする。「物質と生命の循環」の視角から、農業への環境支払い制度を確立し、持続的な農業農村をつくるためのビジョンを共有、地域で各種施策を総合化することが必要と説き、具体例として本来の畜産への回帰、木質バイオマスの健全な循環、気候変動に備えた水利システムの恒常的な見直しを提案。
初章 限界値を超えた地球環境問題
第1章 「人新世」の地球環境問題の本質―物質と生命がともに循環しなければ地球環境は維持されない
第2章 文明が持続するための働きかけ
第3章 私たちは地球環境問題に対応できるのか
第4章 環境倫理 どう考えていくべきか
第5章 地球環境問題の最大の課題は農業
第6章 健全で活発な農業生産を
第7章 農業から地球環境問題に展望を拓くいくつかの試み
終章 日本農業が先頭に立ち、地球環境問題に取り組もう
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