中国人は日本の何に魅かれているのか

中国人は日本の何に魅かれているのか

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出版社
秀和システム
著者名
近藤大介
価格
1,650円(本体1,500円+税)
発行年月
2020年3月
判型
B6
ISBN
9784798060842

2020年1月に明らかになった新型コロナウイルス騒動は、中国経済を直撃しました。それまで「アメリカに追いつけ追い越せ」と邁進してきた中国経済が、完全に腰折れしてしまったのです。(……)
 このように、2012年11月の第18回中国共産党大会で始動した習近平体制が、発足から7年を経て、最大のピンチを迎えたわけです。
 もちろん、日本にとって中国は、全貿易の21・4パーセントを占める(2018年)最大の貿易相手国なので、日本経済をも直撃しました。また日本でも少なからぬ新型コロナウイルスの被害者が出たため、その経済に対する影響も少なくありません。しかしながら発生源の中国は、日本の何倍もの打撃を受けたのです。
 中国にとって、世界一の経済大国であるアメリカは、貿易摩擦を始めとする覇権争いがあって頼れません。そうなると、中国が最も頼りにするのは、世界第3位の経済大国であり、隣国でもある日本です。
 今後、一時的なことではあるでしょうが、日中関係は、かつての「中国が日本を頼る日中関係」に戻っていく可能性があります。すなわち日本としては、もしくは日本企業としては、中国政府や中国企業にモノが言いやすくなるということです。経済的には日本も日本企業も打撃を受けますが、ぜひ中国との「新たな関係作り」に取り組んでいってほしいと思います。(本文より)

【章目次】
第1章 〝和食〟の旨さに目覚めた中国人
第2章 日本の本が中国で読まれる理由
第3章 マンガとアニメは〝日本に追いつけ、追い越せ〟
第4章 〝旧き良きアジア〟としての日本旅行
第5章 日本の技術は中国企業の生命線

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