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身体の不調を感じているがん患者さんやその家族に、整形外科的な視点からアドバイスし、がんでもいきいきと楽しく過ごすコツを学ぶための一冊
がん患者さんはさまざまな身体の不調を抱えがちです。つらさや痛さで身体が動きにくくなっても、がんだからといって我慢していませんか?その不調は、本当に我慢が必要でしょうか?すべての不調はがんのせいだと思っていませんか?見方を変えれば、抱えていた痛みが和らいで、よりいきいきと楽しく過ごせるようになるかもしれません。
例えば、強い痛みがある場合、これまではベッドの上で安静にして痛みを和らげることが最大の目標となっていました。しかし最近、がん患者さんの不調の一部は運動器(骨や関節、筋肉、神経など、身体を支えて動かす器官)が原因で、適切な対策を取れば、以前のように動いたり歩いたりできるようになることがわかってきました。
動けることは、人らしく生活していくために必須な機能です。もっと自分らしい生活を送るためには、何ができるようになりたいのか、じっくりと考えてみませんか。具体的な望みを胸にがんと向き合うことは、きっとあなたの力になるはずです。がんを治すこと、痛みをとることに支配されず、がんであっても少しずつでも動けて、少しずつでもいつもの生活ができることの幸せを感じてもらえればと思います。
■主な内容
1章 がんでも歩ける
I. がんのはなし
II. がんでも歩けるはなし
2章 歩くために必要なこと
I. 知ろう、がんロコモ
II. がんでも動いていいの?
III. がんでも動くときのリスク
3章 セルフマネジメントで歩く
I. 運動の実際
II. 食事の工夫
III. セルフケアをしよう
4章 医療の助けで歩く:治療の実際
I. がんを治して歩けるようになる
II. ほかの病気を治して歩けるようになる
III. 不安を減らすための心のサポート
5章 社会の助けで歩く:住まいとお金の問題
I. 最期まで歩いてトイレに行けるように
II. 住まいの工夫
III. お金の問題と仕事の問題
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