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誰が、なぜ迷走させてきたのか?
返還合意から24年。沖縄米軍普天間基地返還は、なぜ迷走し続けるのか。
民間人として普天間問題に関わった軍事アナリストが、24年間の手帳、メモ、資料をもとに明かす。
いったい誰が泥沼に陥らせたか、なぜ辺野古案は使いものにならないのか――。
政治家、官僚、米国側要人・・・・・・彼らは何をしようとし、何を見誤ったのか?
そして浮かび上がる、日本の危機。
軍事アナリストである著者は、自民党の政策勉強会に招かれたことをきっかけに、外交・安全保障・危機管理の分野について、歴代政府に助言・提案をするアドバイザーを勤めてきた。沖縄の普天間基地返還問題には、橋本政権下で日米の返還合意がなされた当初からかかわってきた。それから二十年余、普天間は返還に至っていない。様々な案が浮上しては消え、行き詰まり、迷走を繰り返している。なぜこのようなことになってしまったのか。民間人ながら至近距離でこの経緯を見つめてきた著者が、24年間にわたるメモや資料から、普天間問題混迷の原因を指摘。政治家・官僚などが多数実名で登場、現代史の裏面を描き出すクロニクルである。
【目次】
はじめに なぜ普天間返還は進まないのか?
序章 チャンスは4回あった
第1章 迷走への序曲 自民党本部1996
第2章 小渕官邸1998~2000
第3章 小泉・安倍・福田・麻生官邸2001~2009
第4章 鳩山官邸2009~2010「トラスト・ミー」の陰で
第5章 沖縄クエスチョン1999~2011
第6章 鳩山だけが普天間を迷走させたのか? 2010~2019
あとがき 信頼を回復する道
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